通常の報酬支払いよりも早期で現金化が可能なファクタリングは、多くの事業者が注目している新しい資金調達方法です。
ファクタリングを利用する人の多くは、少しでも早い現金化を希望している人が多いでしょう。では、契約完了してから即日に現金化を実現させるには、どのような点に気をつけなければいけないのでしょうか。
今回は、ファクタリングの即日入金を実現するための秘訣について、詳しく解説しましょう。
ファクタリング即日資金調達のための大事なポイント
「即日入金!」と大々的にうたっているファクタリング会社は少なくないですが、その会社に申し込めば必ず即日入金が実現するとは限りません。
即日入金を達成するには、いくつかの大事なポイントを押さえておく必要があります。では、次より即日入金のための重要なポイントについて、一つづつ説明していきましょう。
2社間契約を選ぶ
ファクタリングの契約方法は、2社間ファクタリング・3者間ファクタリングがありますが、必ず2社間契約を選びましょう。
3社間ファクタリングは、ファクタリング会社と売掛先の会社が取引をしないといけないため、その分手続きに時間がかかります。3社間契約の場合、最短でも入金に3日ほど待たなくてはいけません。
それに対して2社間ファクタリングは、ファクタリング利用者とファクタリング会社だけの取引となります。売掛先へ債権譲渡の確認の連絡は不要なので、手間がかかりません。
即日入金を希望する場合、2社間ファクタリングが必須です。
午前中・平日に申し込み
即日入金を希望する場合、平日のなるべく早い時間に動いてファクタリング会社との契約を済ませることが大事です。
現金化された売掛債権は、どのファクタリング会社も銀行振込で入金をします。そのため、ファクタリング会社の営業時間ギリギリに申し込みをした場合、契約が完了したとしても既に銀行の営業時間は終わっているので、現金振込は翌日です。
ファクタリング会社の営業時間だけでなく、銀行が開いている時間も考慮して、午前中の早い時間に契約を済ませることが重要です。
事前に手順を把握しておく
ファクタリング会社へ申し込みをしてから、契約完了、そして入金という一連の流れを把握しておくと、手続きをスムーズに進めることができ、それだけ即日入金も早まります。ファクタリング契約および契約に必要な種類は、以下の通りです。
ファクタリングの即日入金までの流れ
- 事前相談
- 申し込み
- 書類提出
- 審査
- 契約
- 入金
必要書類
- 身分証明書
- 法人登記簿謄本
- 決算内容確認書類
- 取引先との契約書
- 売掛金証明書類
- 入金先の確認書類
- 印鑑証明書
- 納税証明書
必要書類は、ファクタリング会社によって必要なもの・必要でないものの違いがあるので、確認することが大事です。当日になって慌てて準備をすると、とても即日現金は実現できません。あらかじめ何が必要でどんな手順なのか、頭に入れておきましょう。
ファクタリング会社の手続きに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
なるべく少額の現金化を希望する
売掛債権金額が少額であればあるほど、即日現金化はスムーズに行えます。その理由は売掛債権金額が高額であればあるほど、ファクタリング会社はリスクを背負うからです。
ファクタリングは、ファクタリング会社との契約成立後、取引先が倒産などをして売掛債権が未回収になったとしても、 ファクタリング利用者は損害を受けない仕組みです。
未回収になった場合、すべてファクタリング会社が損害をこうむることになるため、高額の売掛債権の申し込みがあった場合、ファクタリング会社の審査は慎重になり、審査通過率も下がります。
売掛債権が少額であれば、ファクタリング会社のリスクも軽減されて、審査も通過しやすくなるでしょう。
オンラインで完結できる会社を選ぶ
オンラインですべて完結できるファクタリング会社であれば、店頭に出向く時間も省略できて、時間の節約になります。
必要書類をしっかりとスキャンするなどの手間がかかるので、慣れない人は手間取るかもしれません。
悪質な業者に注意
ファクタリング会社のなかには「即日入金100%」「手数料が安い」など、うまいことを大々的にアピールして、契約後に高額の手数料を請求してくる悪質な業者も存在します。
契約後に「即日入金を希望する場合、別途手数料がかかる」などと、事前に聞いていなかったことを言い出して、高額な手数料を請求してくるやり方です。
悪質な業者にひっかからないように、悪質業者の見分け方を覚えておきましょう。悪質な業者の対応策については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
まとめ
納品から1〜2ヶ月ほど経過して入金という通常のサイクルを、大幅に短縮できるのがファクタリングの強みですが、さらに即日入金が達成できれば事業においてこれほど心強いことはありません。
今回の記事を参考にして、即日入金を円滑に達成するためのコツを覚えて、ぜひ早期現金化を実現させましょう。
・参考サイト
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